成長ホルモンアップのメカニズム
成長ホルモンとは
成長ホルモンとは、脳の下垂体前葉で作られるもので、そこから体中に分泌されていきます。
体の成長と新陳代謝を活発にする働きを特徴としており、老化現象を遅らせる、免疫機能強化、脂肪の減少、骨密度の上昇、運動機能の向上、外傷や手術後の回復期間の短縮、皮膚の弾力の増加など、体の成長、若返りに多大な効果をもたらしています。
通常、成長ホルモンは自然に体の中から分泌されるもので、成長期に最も多く分泌され、それ以降は年齢をかさねるごとに分泌量が減少していきます。
成長期を過ぎて衰えを感じるのは、この成長ホルモンの分泌が抑えられるからです。
この成長ホルモンの分泌を上昇させるのに効果的な働きをするのが、筋肉が疲労したときに出きる乳酸です
成長ホルモン分泌の鍵を握る乳酸
筋肉疲労によってできた乳酸は筋肉内にある受容体を刺激します。すると脳は、刺激を受けて損傷を伴った受容体を再生するべく成長ホルモンの分泌量を上昇させます。体内に分泌された成長ホルモンは損傷を伴った筋肉や骨を修復していきます。
腕や脚の血流量を制限している加圧時には、筋肉内で出来た乳酸が血流に流されずに溜まります。すると、通常よりも筋肉内の乳酸の量が増え、受容体より強い刺激を与えるようになります。
それに伴い分泌される成長ホルモンの量も、より多くなり、最大で通常の290倍にまで増加します
成長ホルモンの働き
加圧トレーニングを行うと、筋肉は多量の乳酸を発生し、その乳酸は脳下垂体で生成される成長ホルモンの分泌を促します。この『成長ホルモンの分泌』に重点をおいているところが加圧トレーニングの最大の特徴です。
成長ホルモンは、筋肉を作り脂肪を分解する働き以外に、新陳代謝を活発にする働きを持っています。これは若さを維持するために重要なことで、 成長ホルモンが”不老の妙薬”といわれ重宝されている のはこのためなのです。
アメリカでは、老化防止のためにホルモン充填療法をするのがポピュラーになりつつあるようです。週に2回ほど、成長ホルモンを注射すると、高齢者の場合、3ヶ月ほどで外見が10~20歳も若返ると言われています
成長ホルモンの効果
- ダイエットなしで脂肪量の減少
- 心拍出量の増加
- 肌が若返り、きめ細やかになる
- シワがなくなる
- 視力・聴力の回復
- 傷口の早期治療
- 記憶力の向上
- 気分の高揚
- 骨の強化
- 睡眠の質的向上
- セルライト(皮下脂肪物質)の除去
- 運動なしで筋肉量の増加、理想的なボディラインの実現
- コラーゲンの生成・修復の向上
- 髪の毛の再生
- 性的能力の改善
- 運動能力の上昇
- 免疫力の向上
- 血圧の低下
- 疲労や老化に伴う躁鬱感の除去
- 加齢とともに萎縮する心臓、肝臓、すい臓、腎臓、その他の臓器が再成長
- コレステロール値の改善・HDL値の上昇とLDL値の低下・・・・・・・他
筋力アップのメカニズム
速筋と遅筋
筋肉には持久力を要する際に効果的に働く遅筋と瞬発力要する際に効果的に働く速筋があります
通常遅筋を鍛えるには、軽い負荷のトレーニングを長時間続ける必要があります。軽い負荷のため、長時間つづけて行わないと、筋肉を疲労させることができません
速筋を鍛えるためにはとても重い負荷で、トレーニングを行います。負荷がとても重いので、体力的に筋肉はすぐに疲労し、長時間続けることはできません。
それぞれの筋肉の性質が異なるために、トレーニング方法も異なります。両方の筋肉を同時に活性化することは、通常のトレーニングでは不可能です
加圧トレーニングで2つの筋肉を活性化
加圧トレーニングの場合、血流が制限されているため、軽い負荷のトレーニングを行っているにも関わらず、脳がものすごい負荷がかかっていると錯覚し、まず最初に速筋を活性化し始めます。脳が錯覚しているだけで、実際は軽い負荷なので、当然繰り返し行うことが可能です。
しかし、速筋は持久力がないため、遅筋を鍛える際に行っているような、長時間繰り返して行うトレーニングには耐えられません。すると脳は速筋だけでは耐えられないと判断し、遅筋に応援するように命令を出し、両方の筋肉を活性化し始めます。
このように遅筋と速筋が同時に活性化するという、通常のトレーニングではありえない現象が起こるのです
血行促進のメカニズム
加齢による血管の衰え
若い時の血管は弾力性があり、体の隅々まで血を送りだす力を持っています。しかし、年齢を重ねていくと、血管は硬くなって弾力を失い、血の流れもよわまっていくものです。それに伴って、血管の収縮活動も低下するので、血の流れは悪くなっていきます。
血液は栄養と酸素を体中の細胞に運ぶ働きをしています。血流が悪くなるとそれらが十分に運ばれなくなり、細胞の機能は低下し新陳代謝も衰え、老化が進みます。血行を良くすることで、これらの不安が徐々に解消されます。
筋肉にも同じことが言え、血行が良くなると筋肉へ運ばれる酸素の量が増大し、新陳代謝が活発になり、筋肉が増えるのに適した環境が出来上がり、トレーニングの効果が最大限引き出せるようになります
血管の拡張、収縮機能の回復
加圧をして、血流を制限すると、血液が腕、脚にたまります。すると、血管は少しでも血流をよくしようと、拡張しはじめます。
血管が拡張したところで、加圧ベルトを外すと、それまで行き場を制限されて溜まっていた血流が一気に流れ出します。
この血管の収縮、拡張を長い期間行うと、血流を押し出す力が回復するのです。
通常血管は加齢とともに硬くなり、血管壁も十分伸びなくなるので、体中に血液を送ることが出来なくなり、血行が悪くなっていくものですが、加圧トレーニングで血管の拡張、収縮を繰り返し行うことで、血管壁の弾力は増し、収縮活動の優れた血管でいることができます。
血管若返りのメカニズム
血管内皮細胞を活発にして弾力のある血管に
加圧が血管に及ぼす効果は、血行をよくするというものだけではありません。血管内部にあり、血管内の変化に応じて血液の状態や、血流量を調節している血管内皮細胞の機能を活発にし、血管の弾力を取り戻して若返らせる働きをします。
年齢を重ねるとともに、血管は弾力を失い、血液を押しだす力を失っていきます。それに伴って血液の流れが悪くなっていきます。
血管内皮細胞の機能は徐々に低下し、血液量を調節することができなくなっていきます。
すると徐々に血管は弾力を失って硬くなっていきます。これがひどくなると動脈硬化となります。
加圧トレーニングで血管が若返る
血管の機能を改善するのには、NO(一酸化窒素)が鍵を握っています。NOとは血管内皮細胞から生まれるもので、血管を若返らせる働きを担っています。
このNOが多く生まれると動脈は弾力を取り戻し、血管内皮機能が改善されるのです。
動脈硬化を起こしている状態の血管にはNOがほとんど出ていません。この状態から加圧を継続的に行うと、NOが血管内皮細胞から分泌されるようになり、血管壁も弾力を取り戻し始めます。
そして、さらに長期にわたって続けることによって多くのNOが分泌され、血管内皮機能が改善され、血管が若返る傾向がみられます。
NOは成長ホルモンの増加や血流制限するときに血管が受ける刺激に伴って生まれます。
つまり、加圧を行うことによってNOが生まれやすい環境が出来上がっているということです。
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