整体とは

整体とは字のごとく体を整えることです

ただ体を整えるにしても、沢山の方法や手技がありますが、まずは整体の歴史からお伝えいたします

中国の整体と言えば推拿で、漢方、鍼灸と並ぶ中国三大療法の一つです

「推」とは手を一方向に押し進めるという意味があり、「拿」はその押し進めた手で掴みあげるという意味です

身体を揉む、押す、転がす、震わせる伸ばすことによって、気と血液の流れを整え、腱や骨、関節の機能を改善させていきます

日本へは按摩として唐の時代に伝わったようで、長い年月を経て明の時代に推拿という名前が用いられるようになったと言われています

アメリカの手技と言えば、カイロプラクティックとオステオバシーが有名ですね

カイロプラクティックとはギリシャ語で手の技という意味です

1895年委D.Dパーマーという方が始めた手技で、主に脊髄の調整を行い、骨をボキボキ鳴らす手技として知られています

オステオバシーは1874年にアンドリュー・テイラー・スティルスが公安審汰手技で、カイロとは逆に、触れているのか触れていないのかわからない手技が多いです

日本の整体におきましては、中国から推拿、アメリカからカイロやオステオバシーが日本に入ってきても大きく広まることはなかったようで、昭和に入り戦争が終わったときに野口晴哉が整体という言葉を発し、手技療法の法制化を目的とした組織を作り、その時に行った手技が野口整体といわれています

日本で整体ができる前には、柔術の裏ワザである活法や医師の橋本敬三が考案した操体法などが有名な手技で、現在においても使われています

日本で整体という言葉が使われるようになって、何十年も経った今では、沢山の整体手技が開発されて、色々な症状に対し短時間で効果が期待できるようになりました

中国の推拿やアメリカのカイロは病院にて医療行為として取り扱われていますが、日本では民間療法としてしか認められていません

是非参考にして頂ければ幸いです

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